思い出1

2006年6月17日
既知外列伝見てたら書きたくなったw
飽きるまで書く!!!!!11

俺がカード初めて触ったのは確か小3。
当時何してたかはあまり記憶にないところを考えると、
相当どうでもいい人生を送っていたに違いない。

やってみたカードはポケモンだった。
ルールがよくわからず、パックばかり親にねだって買ってもらっていた俺たちは
エネルギーカードやコインを持っておらず、
それらを使うテキストを理解できずに餓鬼ながらに苦悩した。
そもそもエネルギーが無ければ何もできない訳で、
進化したはいいが攻撃できずに「どうだかっこいいだろう」と言わんばかりに
互いのポケモンを見せ合うだけであり、
エネルギーカード無しで構築された60枚の「紙の束」を黙々と引き続け、
先に山札がなくなったほうが負けるというなんともお粗末なルールだった。

しばらくしてスターターにエネルギーカードが大量に入っているという話をききつけ、
必死に家庭の「お手伝い」に励みみんな揃って購入した覚えがある。

しかしテレビゲームにおいてもそうであるように、
説明書を読むのが大嫌いだった俺達はルールも良くわからないまま
とりあえずプレイしてみたところ、エネルギーカードの付け方が良くわからず、
あろう事か1回1回の技を使うごとに墓地へ捨てて行った。
この事により相手のHPを削りきる事が困難を極め、
何が面白いのかわからずそのまま引退という経緯に至った。

「エネルギーが足りない!!!!!11」
「これ捨てなくていいんじゃね?」
「使ったら無くなるにきまってるだろwwwwwwwww」
「たしかにwwwwwwwwwwww」

極めて頭が悪かった。

それから1年後、1個上の先輩から遊戯王を無理矢理教え込まれた。
当時俺はカードダスから出てきたカードが放つあの独特の匂いに対して
異常なまでの嫌悪感を抱いており、正直触りたくも無かった。
それでも知らず知らずの内にクラス内で流行り始め、
孤立するのを恐れた俺は嫌々そのゲームを始める事になる。

友人「嫌ならやるんじゃねーよwwwwwwww」
俺「ちょま(´・ω・`)」

漫画にて繰り広げられている遊戯王自体は嫌いではなく、
むしろ愛読に近い形ではあったので、
その匂いに慣れてからはこのゲームにのめりこんで行く事になる。

しかし一つ重大な問題があった。

つまらなかったのだ。

当時の遊戯王といえば前述したとおりバンダイのカードダスであり、
KONAMI製のものとは違い、別にルールが存在した。
それは相手モンスターを倒すたびにそのモンスターの星を獲得していき、
その数を競うという物で非常に単調な物だった。

漫画のような激しいライフの削りあいなど無く、
ただただ殺戮・相殺を繰り返して行くモンスター達。
そして何よりもいかんとされたのが「キャラクターカード」の強力さである。

モンスターカード意外にも漫画のキャラクターを描いた
「キャラクターカード」が存在したのだが、
モンスターカードなんかよりもその種のカードの方が圧倒的に強かったのだ。

俺達はだんだんこの糞ルールに飽きが生じ、
漫画に極力似せたローカルルールで遊びだす事になる。

まずはライフ制を導入した。
原作に忠実に2000と定め、そのライフを少しずつ削りあうのだ。
しかし当然ながらこの導入により不具合は生じた。
《六芒星の呪縛》である。
これには「相手のモンスターの攻撃力を0にする」という
魔のテキストが記されており、当然これを使用されてから攻撃を食らえば即死―――

いきなりの禁止カード制定でルール開拓の道は始まった。
上記のように暴力的な能力をもったカードは次々と禁止設定され、
徐々に環境は整備されていき、ついに俺達のローカルルールは完成した。

しばらくはこのルールで何の問題もなくプレイすることができ、
原作に近い感覚でプレイできることに俺達は喜びを感じた。

しかしながらその健全な環境も長くは続かず、
2枚の空気を読めないカード達のせいで完全崩壊してしまうことになる。

――――「青眼の白竜三体連結」「邪悪なる鎖」

それは映画の入場者に配布された強力無比なカードで、
当時爆発的に人気のあった遊戯王の映画化という事もあり、
仲間の全員が劇場に足を運び、当然ながら全員がこれらのカードを手にした。

かなり昔のことなので詳しいテキストは覚えていないのだが、
三体連結は攻撃力が4500もあり、さらに邪悪なる鎖を装備すると
8回連続攻撃が可能になる。

その圧倒的な攻撃力ゆえに当時最大の攻撃力を誇っていた
《青眼の白竜》ですら一撃で砕け散るどころかライフの4分の3を失う。
その絶大なパワーに恐れをなした俺達はすべてのモンスターを守備表示で召喚する事になり、
「試合開始直後から硬直する」もはやゲームとして成立しない状態。

「ブルーアイズを守備表示エンド!」
「ドロー!レッドアイズを守備表示エンド!」
「デーモンの召喚を守備表示エンド!」
「つまらねーwwwwwwwwせめろよwwwwwww」
「ばっかwwwwwww死ぬのが目に見えてるwwwwww」
「もwwwってwwwwねーーーよwwwww」
「しねwwwwwwwwwwwwww」

学校の10分放課では勝負が終わらない自体が多発し、
次の放課へと持ち越されるのだが、当然それでも勝負はつかなかった。

しかしながら何故か俺と数人を除く大半の連中はこのカードを禁止化を頑なに拒絶し、
決してそれを許すことは無かった。

そのためゲームはいよいよ完全崩壊し、俺達の遊戯王は幕を閉じることになる。

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